「ほっ」と。キャンペーン

ドリーン・バーチュー博士公認エンジェルセラピープラクティショナー(R)の千鶴が、天使からのメッセージをお届けします。エンジェルリーディングのセッション等については、私のHPをご覧ください♪


by lovingangelsnadia
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28

パラレルワールド

AさんとBさんがいました。

二人は二人の目の前にある
一つのリンゴについて話をしていました。

Aさんはりんごの色の美しさについて
語りました。

Bさんはりんごの豊潤な甘さについて
語りました。

二人は同じようにリンゴを愛し
そしてその味を楽しみ、会話も楽しみました。
二人は同じ時を共有していました。

Bさんが
子供の頃に風邪をひくと、よく
お母さんにリンゴをすりおろしてもらったことを
思いだしました。

でも、それと同時に、親から理解されなかった
悲しい思い出もよみがえってきました。
そしてそれをAさんに語り始めました。

Aさんは、それを黙って聞いていました。
「そういうことがあったのか」と思いました。
そしてだんだん悲しい顔になるBさんを
眺めていました。

Aさんはまた、リンゴをほおばりながら
なぜこのような自然で深い赤色が出せるのか
を考えていました。

絵具でこの色が出せるのか?、
あるいは、天然石なら同じような色のものがあるのか、
などと
ずっとリンゴの色について考えていました。

そして同じような赤色の他のいろいろな物質の事を
ぼんやりと思い出していました。

でも、Aさんの耳はBさんの話をきちんと聞いていました。
そしてそこから伝わってくるBさんの悲しみも
そのまま受け取っていました。

Bさんが突然、ほろほろと泣き始めました。
とうとう耐えきれずに涙が出てきてしまったのです。
Aさんは驚きませんでした。
とても悲しい思い出だから、泣きたくなるだろうなと
思っていたからです。

しばらく泣くとBさんはAさんに申し訳ないことを
したと思い、謝りました。
突然泣き出したりして、楽しい時間を
台無しにしてしまったと思ったのです。

でもAさんは申し訳ないということはないと
思っていたので、「大丈夫」と言いました。
Aさんにとって、楽しい時間を台無しにするものは
何もなかったからです。

でもBさんは納得しませんでした。
Aさんが気を使っているのだと思い、
余計に申し訳なく感じ
さらに何度も何度も謝りました。

そして自分がいかに悲しかったかを
話し始めました。

Aさんはそのことをわかっていたのですが
Bさんが話すのをまた黙って聞いていました。
Bさんは話したいことを話したいだけ
話していいのですから。

Aさんは考えていました。
「二つの世界、時間がある」ということを。

二人は楽しい時間を過ごしたいと一緒にいましたが
ある瞬間からAさんとBさんは
それぞれ違う世界に行きました。

Aさんは、それぞれが違う世界に行っていること、
それを認識して、理解し、楽しみました。
Bさんも、自分の行きたい世界に行きましたが
おそらく自分の行った世界しか
ここには世界はないのだと
思ったのでしょう。

Bさんの悲しみや焦りは
Bさんが行った世界が、たぶんBさんにとっては
調和していない、バランスが取れていない世界だと
いうことを表現していると
Aさんは思っていました。

でも、世界に、正しい、間違っているという尺度を
あてはめることはできません。

ポジティブは、「ふさわしい、そうなりたい」という意味であって
ネガティブは、ただ単に、「ふさわしくない、そうなりたくはない」
ということに過ぎないからです。

ただ、バランスが取れなくなるだけ、
調和がとれないだけ、なのです。

でも、調和というのは
不調和をも含めてしまうのが調和たるゆえんなのです。
それはつまり無条件の愛、です。
なんの条件も制約もない。
ただ、そのまま、そこにあるということを
永遠に許可され、受け入れられているということ。

「世界はパラレルでパラドックスだ」
Aさんは、そんなことを考えている自分に
ちょっとだけ笑ってしまいそうになりながら
もやもやしながら困ったようにAさんの顔色をうかがっている
Bさんをそのまま受け入れていました。

Aさんが怒っていないし、ウソをついている感じでもないのを見て
Bさんはよく理解できませんでしたが、とりあえず
ほっとしました。

Bさんは自分の行ってきた世界をAさんに伝えたいと
思っていたので、それが一応できたことに満足しました。

でも、Aさんは初めからBさんがどんな世界に行ったのか
完璧ではないかもしれませんが分かっていました。
そして、そこに行くBさんをずっと見ていました。

でもAさんは、一緒にその世界には行きませんでした。

世界はひとつですが、一つではないからです。
それは素晴らしいパラドックスです。

Aさんが一緒に行かなかったのは
楽しい時間を共有したかったからです。
Aさんは自分の目的をはっきりと知っていました。
だから自分のいる世界をはっきりと選びました。

二人は違う世界に住むことができます。
同じ場所に戻ってくることもできます。

「世界はパラレルでパラドックスだ!」
素敵な笑顔になったBさんを見ながら
Aさんはまた、
楽しさに大声で笑い出したくなるような気分で、
そう思っていました。
[PR]
by lovingangelsnadia | 2010-02-17 14:08 | エンジェルセラピー