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ドリーン・バーチュー博士公認エンジェルセラピープラクティショナー(R)の千鶴が、天使からのメッセージをお届けします。エンジェルリーディングのセッション等については、私のHPをご覧ください♪


by lovingangelsnadia
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「あ~よかった」って思えれば、それでいい

例えば、私は歌舞伎町生まれで、子供の頃に
自然の中で思いきり遊んだ記憶がほとんどありません。
すぐ新宿から近い渋谷区内に引っ越して
そこで育ったので、周りはビルばかりでした。
近所の子供同士で遊ぶ場所と言えば、大きな商業ビルの
非常階段でした。
そこの電気を全て消して、最上階から一階まで
ちゃんと一人でたどり着けるかを競う遊びに没頭していました。
隣の家では、殺人事件があり、
近所には本物のやくざも住んでいました。

今、私が鎌倉に住んでいて、そしてこの場所が大好きなのは
私が育った環境とは全く違うからです。
ここを歩くと、ビルではなくて、山や緑、そして大好きな海に行けます。
カラスが一杯で、やくざや事件が多い大都会とは全く違う
やさしい空気が流れていて、住んでいてとても楽です。

でも、私が都会で育たなければ、こんな何気ないことを
幸せと感じることはできなかったかもしれません。

例えば、私はとても辛い恋愛をしました。
まるで自分とその人の区別がつかないくらいに
その人のことを愛して、とことん尽くしました。
その人のためなら、できないこともやりました。
自分の体のことも省みずに、やれるだけのことはやりました。
でも、自分を見失っていることに気がつきませんでした。
そして、相手の人も、自分のことも傷つけてしまいました。

でも、だから今の私は、もっと自分を大切にしよう、
本当の意味で、愛する人を大切にしよう、って思えます。
今の私なら、きっとそれができるって思えます。
自分を見失うほどの強い気持ちを持ったことは
決して後悔はしないけれど、それはとても危険で
結局はお互いを損なってしまうことだと気がつきました。
そのときの私は愛と執着の区別がつかなかったのかもしれません。
そして、もっと自分を大切にしてあげるべきだったと
たくさんの涙と、たくさんの傷の後で気がつきました。

例えば、私は元来丈夫な体で、
ほとんど病気もしたことがありませんでした。
でも数年前に、怪我と病気が一度に襲ってきたことが
あり、本当に地を這うような毎日でした。
決して治ることがないのではないかと思ってしまい、
起きる事もできずに、毎日天井を見上げて泣いていました。
まだ若いのに、このまま自分の人生が終わってしまうのでは、
むしろこんなことなら、終わってしまったほうがいいのでは・・・
そんなことさえ考えました。

でも、なんとかその病気とはお別れすることができ
怪我も治ると、本当に健康でいることの有難さに
しみじみ気がつくことができました。
そして、結構無理をしていたり、むちゃをしていたことも
反省することができたり、また
どんな状況になると自分の弱さが出てくるのかも
よく知ることができました。

だから今は、食生活に気を配ったり、運動したり
無理をしないように、自分の体と相談して
いつもよいコンディションでいることができるようになりました。

人は皆不器用だから、たくさん物語を読んでも、
たくさん大人の人から話を聞いても、もしかして
ちゃんと危険のないように、失敗しないようになんて
最初からはうまくやることなんてできないのかもしれません。

間違ってしまった、失敗してしまった、と思っても
また人間は、意地を張ったり、人の目を気にしたりして
引き返したりできないことも多いのかもしれません。

でも、今は答えがでなくて、辛い夜を過ごしていても
後からちゃんと
「こういう気持ちになれるために、あのことがあったんだよ。」
って神様がちゃんと教えてくれる瞬間がやってくると思うのです。

「あ~そうだったんだ。あ~よかった。」
そのときに、そう思えればいいじゃないですか。
今はわからなくても、きっと何かのかたちで
私達が流した涙や、受けた傷や、眠れなかった夜は
すてきなプレゼントとして帰ってくるはずだと信じています。

そして、その瞬間に全てのものが許されて、
大きな癒しのなかにいることができるのでしょう。

そんなときは、きっと私達の周りをたくさんの天使が
見守ってくれていて、そして一緒に喜んでくれているはずです。
そんな瞬間をひとつづつ、少しでいいから増やしていけるような
人生を送りたいな、って思います。
by lovingangelsnadia | 2007-06-05 23:37 | 天使のメッセージ